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荘内日報社

「希望」の歌声響く

佐藤事務局長(左)の指導で合唱する参加者たち

 酒田市出身のシャンソン歌手、故岸洋子さん(1934―92年)の楽曲を広く歌い継いでいこうと今年5月に設立した同市の「岸洋子を歌いつぐ会」(高瀬靖会長)による初めての事業「七夕コンサート」が3日、同市の黒森小学校(岩本諒子校長、児童39人)で開かれ、同会事務局長を務める元音楽教師の佐藤喜和子さん(同市新橋四丁目)の指導で、全校児童らが「夜明けのうた」「希望」を合唱した。

 高瀬会長が代表の「かたりべ玉てばこ」(同市)は今年3月、「心をつなげよう歌の力」をテーマに「春の『玉てばこ』コンサート」と銘打ったコンサートを開催。本県に縁のある音楽家でつくるアンサンブル・ノエルの伴奏で、集まった市民約150人が「夜明けのうた」などを合唱した。

 同コンサート開催に奔走した高瀬会長、佐藤事務局長は「これからも岸さんの歌を歌い継いでいこう」と、岸さんの没後25年という節目に合わせて市民に呼び掛け、今年5月31日、「歌いつぐ会」を設立。会員は趣旨に賛同した10人ほど。

 岩本校長が同コンサートに参加していた縁で、「歌いつぐ会」として初の事業を同校で行った。この日は全校児童と教職員、地域住民計約50人が参加。佐藤事務局長が「中学生の時、テレビで岸さんの歌う姿を見て、びっくりした。音楽の先生になりたかったので、岸さんに憧れた」「岸さんはオペラ歌手になりたかった。膠原(こうげん)病という病のため他の出演者に迷惑が掛かるからと(一人で歌える)シャンソン歌手になった」などと話した後、「夜明けのうた」「希望」を指導。参加者全員でそれぞれ1番から3番まで音楽室内に歌声を響かせたほか、CDで岸さんの歌声を聴いた。

 児童の一人、5年の梅木大智君(10)は「声が響き、一言一言がはっきりしていてきれい」と感想。高瀬会長は「岸さんは、詩人の故吉野弘さんと並んで酒田の宝。市を挙げ、みんなで大切にしていかないといけない」と話した。

 佐藤事務局長によると、今月中旬には飛島中、若浜小でも同様のコンサートを開催する予定という。

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