鶴岡中央高発!!の新商品 サクランボやつや姫使用

鶴中央高の3年生が県庁を訪問し、吉村知事(左手前)に新商品をPR
コンビニエンスストアの大手チェーン・ローソン(本社・東京都)は30日、鶴岡中央高校(伊藤吉樹校長)と共同開発した「ふわふわシフォンケーキ~山形県産さくらんぼのジャム&ホイップクリーム~」と「鶴岡中央高校発! 肉巻おにぎり2個入り」の2商品の販売を開始した。同日、開発に携わった同校の3年生が県庁を表敬訪問し、吉村美栄子知事に新商品を試食してもらった。
ふわふわシフォンケーキは、県産ブランド米「つや姫」の米粉でスポンジ生地を作り、ホイップクリームと県産サクランボ入りのジャムをサンドした。名前の通り、ふわふわとした軟らかい食感が特長で、甘過ぎないジャムがアクセントになっている。食べやすいよう上部に切り込みが入っているなど工夫も凝らされている。
肉巻おにぎりは、米の消費拡大を図るために若者が好むような味付けを考案。のりで巻いたキムチご飯を豚バラ肉でさらに巻き、チーズを載せて焼いた。キムチの辛さと豚肉、チーズが絶妙なバランスとなっている。
昨秋、ローソン側から鶴岡中央高に共同開発の打診があった。総合学科家政科学系列食物系の生徒6人がアイデアを出し合い、試行錯誤を重ねて商品の原案を提出。ローソンの担当者と意見交換しながら約半年かけて商品を完成させた。
この日、生徒を代表して本間優那さん(17)と日下部茜さん(17)が県庁を訪問。2人は吉村知事に「ケーキは地産地消を目的に、つや姫とサクランボを使うことにした」「米消費拡大のために考案した。飽きのこない味に仕上がった」と商品の特長を説明した。試食した吉村知事は「ケーキはふわふわでさくらんぼジャムが合っている。おにぎりは少し辛味もあって食べやすい。どちらもいくらでも食べられそう」と絶賛した。
「ふわふわシフォンケーキ」は216円、「肉巻おにぎり」は350円(いずれも税込み)。両商品とも東北一円のローソン各店で30日に販売を開始。1日は鶴岡市のローソン若葉町店、伊勢原町店で同校の生徒たちが店頭で商品のアピールと販売を行った。
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