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長野日報社

7月19日は非常食を食べる日 豪雨災害忘れず

「岡谷防災の日」で非常食を試食する人たち=19日、レイクウォーク岡谷

 2006年7月の豪雨災害から11年となる19日、岡谷市の今井竜五市長らが、土石流が起きた湊の小田井沢川と川岸の志平川の「災害伝承之碑」を参拝し、防災への誓いを新たにした。また、同日を新たに「非常食を食べる日」と定め、同市のレイクウォーク岡谷に非常食の試食コーナーを設け、災害への備えを呼び掛けた。

 市は豪雨災害が起きた7月19日を「岡谷市防災の日」と定め、市民の防災意識の高揚を図っている。同日は今井市長らが境沢川(川岸)のえん堤工事を視察。続いて、災害伝承之碑で犠牲者に黙とうをささげた。

 今井市長は「11年の歳月がたったが、現場に行くと記憶がよみがえる。これからも災害に強い安全・安心のまちづくりを進めていかなければならない」と気持ちを新たにした。その上で、「えん堤などハード整備が進んでいるが、自分の身は自分で守ることが基本。つらい経験を忘れることなく、災害に備え、考えるよう市民にもしっかり伝えていきたい」と強調した。

 非常食の試食コーナーでは湯や水を注ぐだけで食べられるアルファ化米などを用意。五目ご飯やカレーピラフなどがあり、試食した人は「おいしい」と口をそろえた。市内の女性(76)は「豪雨災害はどこで起きるか分からない。災害の教訓を忘れないよう備えたい」と話していた。

 市は「非常食はいざという時に賞味期限が切れていることが多い」として、各家庭に備蓄している非常食を食べ、補充してもらおうと「非常食を食べる日」を定めた。防災について考えるきっかけにもしてもらいたい考えだ。同店では25日まで、豪雨災害のパネル展も開催している。

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