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紀伊民報社

新仏送る炎のわら舟 流れ施餓鬼

盆の伝統行事である「下川上の流れ施餓鬼」で、燃えさかるわら舟を下流へと流す関係者(和歌山県田辺市下川上で)

 和歌山県田辺市下川上を流れる日置川の支流・安川で19日、県無形民俗文化財に指定されている「下川上の流れ施餓鬼(せがき)」が営まれた。わら舟に新仏を載せ、火を付けて川に流す盆行事で、燃え上がるわら舟が清流を染めた。
 流れ施餓鬼は江戸時代の文化年間(1804~18)の大水害をきっかけに始まったとされる。地元の愛郷会が毎年8月15日に営んでいるが、今年は台風7号の影響で延期していた。
 この日は朝から、下川上集会所近くの河原で愛郷会のメンバーと出身者ら約20人がマダケと麦わらを使って、全長約8メートルのわら舟を作った。午後6時半ごろ、河原に置いたまきに火がともされ、地元・法伝寺の瀬戸道雄住職(58)が読経。わら舟に新仏の位牌(いはい)を載せ、火を付けて川に送り出した。わら舟は関係者が誘導しながら川を下り、遺族らがその様子を見守った。
 愛郷会の桑原信彦会長(68)は「台風の影響で予定が大幅に変わってしまったが、何とか無事に営むことができて良かった。愛郷会は高齢化しており、いろんな方の力を借りながら伝統を守っていきたい」と話していた。

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