新川小・真喜良小 親子でハーリー体験
マイエークでハーリー競漕をする児童ら=16日午前、新川の石垣漁港
新川小学校の6年生50人と真喜良小学校の6年生63人が16日、西組(名嘉秀三委員長)と中2組(上原吉高委員長)の協力を得て石垣漁港でそれぞれ「親子ハーリー体験」を行った。 漁業者で組織する団体「石垣市漁業集落協定」が、魚食普及と人材育成を目的に国の交付金を活用して実施しているもの。子どもたちはハーリー競漕(きょうそう)を行ったほか、地元の魚を使った料理に舌鼓を打った。 新川小は、事前に西組からプレゼントされたエークにデザインを施してハーリー体験。息を合わせて漕(こ)いだ。神経締めをして血抜きされたマチ類のうろこをとる作業も行った。 真喜良小はハーリー競漕をした後、三枚におろしてもらったカツオを切って刺し身にした。 新川小の渡口夢叶(ゆめか)さんは「魚を実際にさばいたり、カツオ漁の水揚げを見たりして、海人の大変さを感じた。その魚を食べているんだなーと命のありがたさが分かった。ハーリー体験では、手が痛くなったが、みんなで力を合わせて優勝できた。もっと自分たちの地域の良さを知りたい」と感想。 名嘉委員長(53)は「地元でとれた魚のおいしさを感じてもらえるとうれしい。地元の魚を普及させたい」と話した。
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