手筒花火作り佳境

汗を流しながら慎重に縄を巻く住民ら=豊橋市札木町で
豊橋市関屋町、吉田神社の祭礼「豊橋祇園祭」で21日に行われる神前花火奉納に向け、氏子8カ町による手筒花火作りが佳境を迎えている。手筒花火発祥の地と言われる同神社。伝統を受け継ぐ住民らの手にも力がこもる。 神前では、自分で丹精して作った手筒花火を奉納。8カ町のうち札木町の住民らは16日、町内の札木会館で朝から手筒の縄巻き作業に汗を流した。 3人がかりで、切り出した竹の筒に巻き付けた畳表の上に縄を巻き、木槌でたたきながら「ヨッ、ヨッ」の掛け声で慎重に締めていった。例年並みの約40本を作り、汗だくになっていた。 奉納の前日、20日夜には、手筒に火薬を詰める最終作業が行われる。 札木町は今年、20代の若者から最高齢84歳の佐野昭男さんまでが揚げ手を務める。祭の責任者を務める佐野貴司さん(51)は「安全で皆さんが楽しめる祭にして、手筒の歴史を受け継いでいく」と意気込みを話した。 豊橋に本格的な夏の訪れを告げる祇園祭。21日は、手筒花火が午後6時半から境内で奉納され、大勢の見物客を魅了する。
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