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荘内日報社

「お面開き」地域の安寧願う 黒森歌舞伎

 酒田市黒森の黒森日枝神社(佐藤一志宮司)で16日、「お面開き」が行われ、地区に伝わる黒森歌舞伎(県指定無形民俗文化財)の関係者らが、ご神体のお面を着けて式三番を舞った。

 黒森歌舞伎は江戸時代中期の享保年間(1716―35年)に始まり、地区住民による妻堂連中(五十嵐良弥座長)が受け継ぎ、毎年2月15、17日に同神社演舞場で最大の行事として正月公演を行っている。

 お面開きは正月公演からちょうど半年となるこの日、翁と三番叟(黒式尉)の2つの面を納めた箱を開き式三番を奉納上演、面がしっかり保管されているどうか点検するとともに、地区の安寧、芝居の成功を願って行われている。

 この日はお面入りの箱を飾った祭壇前で神事が行われ、五十嵐座長はじめ関係者が玉串をささげた。五十嵐千晟君(7)=黒森小1年=が「千載」を披露した後、地区で代々「翁」の舞を受け継いでいる佐藤与吉家の佐藤拓さん(38)=団体職員=が「翁」、五十嵐玲人君(10)=黒森小4年=が「三番叟(さんばそう)」の面を着け、太鼓の音色に合わせて舞った。

 社殿周囲を囲む木立から蝉しぐれがそそぎ、時折涼やかな風が拝殿に吹き込む中、参列した住民らは厳かな舞に見入っていた。

 来年の演目は、「白浪五人男」として知られる盗賊の活躍を描く「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)」。弁天小僧の「知らざあいって聞かせやしょう」という名ぜりふで有名な「雪ノ下浜松屋見世先の場」、盗賊5人がそろって名乗りを上げる「稲瀬川勢揃いの場」の2幕を上演する。このうち「浜松屋」は黒森歌舞伎として初演で、五十嵐座長によると、台本起こしを終え、間もなく印刷に回すという。

黒森日枝神社で厳かに奉納上演された式三番

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