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荘内日報社

コンテナ取扱量急増酒田港国際ターミナル 岸壁延伸工事

凹型のFD上でケーソン作りが進められている=15日

 酒田港のコンテナ取扱量が急増していることを踏まえ、国土交通省酒田港湾事務所(玉石宗生所長)が同港国際ターミナル岸壁延伸工事の一環で実施しているケーソン製作が15日、公開された。酒田市宮野浦の袖岡埠頭(ふとう)に接岸した台船「フローティングドック」(FD)で、幅20メートル、高さ15・5メートル、奥行き13・4メートル、重さ約3200トン(いずれも完成時)という巨大な鉄筋コンクリート製の箱を作っているもので、9月下旬ごろまで2基を完成させ、国際ターミナルの高砂第2埠頭に設置する。

 酒田港では花王酒田工場の紙おむつの輸出が好調なことを主な背景にコンテナ取扱量が急増。これを受け国交省は県と連携し、コンテナ船が2隻同時に接岸できるように、今年3月から高砂2号岸壁を、現行延長280メートルから約150メートル延伸する工事を進めている。

 計画では2019年度までに、国がケーソン4基を設置するなど海から幅50メートルを整備。県がさらに陸側のエプロンを埋め立てる。国の事業費は16年度補正分から19年度まで約44億円が見込まれている。

 今年3月から本年度末までは第1期として、ケーソン2基を袖岡のFDで製作している。波力を弱めるスリットを入れたタイプで、1基につき6段階に分けてコンクリートを打設中。これまで1基は第4段階(高さ約10メートル)、もう1基は第3段階(同約7メートル)まで打設を終えている。

 この日は酒田港湾事務所が、工事を受注している本間組東北支店(仙台市)の協力で、一般向けの見学会で現場を公開。17人が参加し、FD上に組まれた足場を上って作業現場を見たほか、鉄筋結束やコンクリートの箱を水に浮かべる実験などを通じ、楽しみながら港湾整備について学んだ。

 ケーソンは9月下旬ごろまで完成させ、その後、FDに載せたまま沖合に移動。FDの船体内に海水を注入して船体を沈めることで、ケーソンを浮かばせる。これをタグボートで引き出して高砂埠頭まで運び、設置。年度内に積載コンテナ1000個級と700個級(20フィートコンテナ換算)の2隻が同時に接岸できるようにする。19年度末までの第2期ではさらにケーソン2基を設置し、1000個級の船が2隻同時に接岸できるようにする。

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