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荘内日報社

灯籠の淡い光 内川照らす 鶴岡 夏夜楽しむ「鶴ケ岡盆踊り」

 鶴岡市の市街地を流れる内川で15日夜、お盆行事の灯籠流しが行われ、故人の名前を記した灯籠が川面をゆっくりと下った。

 内川の灯籠流しは昭和初期から100年ほどの歴史があるという。現在は川端商店会などで組織する鶴岡内川灯籠流し実行委員会(委員長・荘司淑子村上屋旅館代表)が実施している。今年は100件を超える申し込みがあった。鶴園橋のたもとで開かれた供養式で、3つの寺院の住職が「三界萬霊」供養の読経を行い、一人一人の名前を読み上げた後、供養したい人の名前や戒名が書かれた灯籠を参加者とスタッフが次々と川面に流した。

送り盆のほのかな光が川面を照らした内川の灯籠流し

 鶴園橋下流の三雪橋や川の両岸には大勢の市民が集まり、水面をほのかに照らしながらゆっくりと流れる灯籠の淡い光を見つめていた。娘さんの新盆供養で参加した同市本町二丁目の小松孝久さん(72)は「俺より早く、娘は48歳で逝ってしまった。残念無念。灯籠に『安らかに』の願いを込めて見送りたい」と話していた。

 一方、この夜は近くのみゆき通りを会場に「第1回鶴ケ岡盆踊り」も行われ、浴衣姿の親子などが踊りの輪に加わり、夏の夜の行事を楽しんだ。

 NPO法人公益のふるさと創り鶴岡などによる実行委員会(尾川勝則委員長)が、灯籠流しに合わせて企画。車両を通行止めにした荘内銀行本店前の路上にやぐらを設け、同市の劇団夢一座や山形大花笠サークルのメンバーらが花笠音頭や庄内ハイヤ節、佐渡おけさなどの踊りを披露。多くの市民が飛び入り参加で踊り、訪れた大勢の市民が笑顔で手拍子を送っていた。

家族連れが参加し「鶴ケ岡盆踊り」を楽しんだ

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