墓前に集い飲食楽しむ 沖永良部島知名町 月遅れ盆の送り
墓前に集った一族で、飲食を楽しみながら先祖の霊を慰める人たち=15日、鹿児島県知名町瀬利覚
月遅れ盆の鹿児島県沖永良部島は15日が送り日。知名町瀬利覚の墓地では午後5時ごろから人が集まり出し、各家の墓前で、持ち寄った酒や食べ物を囲み、先祖の霊を慰める昔ながらの風習が見られた。
新型コロナウイルスの影響で墓前に集うのは4年ぶりという轟家では、島内外から親族18人が集い、飲食を楽しみつつ団らん。
轟勝治さん(65)は「以前は20人を超えていたが、今年は少ない方。親戚同士の絆を深めたり、子や孫に先祖を大事にすることを伝えたりする大切な機会なので、今後も続けていきたい」と話していた。
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