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長野日報社

土染め“縄文色”Tシャツ 茅野市民館出前講座

土染めで染め上がったTシャツを掲げる金沢小児童

 茅野市民館の出前講座「土と布で遊ぼう!土染め体験」が13日、豊平、北山、金沢の3小学校で開かれた。同市内の赤土を材料にした染料などを使い、真っ白なTシャツを思い思いに染め上げた。

 同館主催の「JOMONファッション『縄文の衣』~喜びを伝える風と時間の祝祭」の衣装制作ワークショップとして開催した。

 このうち金沢小は4年生21人が、八ケ岳の麓で土染めに取り組んでいる本間江里さんの指導で染めを体験した。染液は、市内の赤土を使ったものと土や植物を原料にした既製のもので、色は土色や茜色、藍色など4色。

 児童は、Tシャツを水に浸して絞った後、好みの染液につけてもみ込み、色をしっかりと染み込ませた。染め方の指導はなく、全て児童自身が手法を考えて染めた。色を重ねたり、縄で布の一部を縛って染めるなど、それぞれの工夫を凝らしてオリジナルのTシャツに染め上げた。

 菅谷永太君(9)は「予想通りに染まった」と満足げ。長坂結夏さん(9)は「花火みたいなとってもいいものが出来た」と笑みを浮かべた。

 ワークショップは14日に永明小と北山小でも行う。

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