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神仏分離で散逸の仏像250体一堂に 出羽三山神社「羽黒山千佛堂」完成

朱塗りの「羽黒山千佛堂」(上)仏像群が安置された中で、神式と仏式が融合した形で行われた「竣功式」

 羽黒山頂にある出羽三山神社(宮野直生宮司)参集殿脇に出羽三山の神仏習合時代の歴史を伝える仏像約250体を納めた「羽黒山千佛堂」が完成し10日、現地で竣功(しゅんこう)式が行われた。酒田市の収集家が1974年に同神社に奉納したもので、これまで出羽三山歴史博物館に安置されていた。竣功式は神道と、仏式の羽黒山法楽が融合した形で執り行われ、信仰の山としてのさらなる発展に祈りを込めた。

 1868(明治元)年に神仏分離令が発令されるまで、神道と仏教が共存する「神仏習合」の信仰が受け継がれてきた。羽黒山中には多くの寺院があったが、神仏分離令によって寺は弾圧を受け、仏像仏具は羽黒山を下り散逸した。

 日本最古の木造灯台である酒田市の日和山公園にある六角灯台などを手掛けた大工棟梁で信仰心のあつかった故佐藤泰太良氏が散在した仏像群を個人的に収集。1911(明治44)年に自宅敷地に土蔵の収蔵庫を「千佛閣」と名付けて安置。その後、ひ孫に当たる完司さん(68)=酒田市日吉町=が同神社に奉納し、出羽三山歴史博物館で安置してきた。

 同博物館は冬期閉館となるため、より多くの人に神仏習合時代の仏像群を拝観してもらおうと新たなお堂の建設を計画。昨年秋に着工し、参集殿と霊祭殿の間に木造平屋建て高床式、床面積99平方メートルの建物を建設。羽黒山内の杉材を多用し、3つの建物は渡り廊下で結んだ。総事業費は7000万円。

 この日の竣功式は明治以降初めてとなる神道と仏式の両方で行われ、神社関係者の他に羽黒修験法を受け継ぐ天台宗の羽黒山荒澤寺・正善院の島津慈道住職、金剛樹院の島津玄真住職らが参加。古くは平安後期作の大小さまざまな安置された仏像を前に、神式では祝詞奏上に続き玉串拝礼、仏式では般若心経の読経が響き参加者全員が焼香するなど、厳かに行われた。

 完司さんは「仏像は多くの方に手を合わせていただいてこそ存在意義がある。独立した堂を建てていただき大変ありがたい。大勢の方に拝んでいただきたい」と話していた。

 千佛堂の拝観は無料。仏像には県・市指定有形文化財も含まれている。

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