全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

荘内日報社

用水路の落差利用、水車回す

幹線農業用水路の落差を利用して整備された赤川地区小水力発電所=鶴岡市板井川

 東北農政局赤川農業水利事業所(中井雅所長)が、鶴岡市板井川にある幹線農業用水路を活用して整備した「赤川地区小水力発電所」が完成し、今月2日から本格稼働を始めた。用水路の落差を生かして水車を回し発電するもので、年間の発電電力量は一般家庭約500世帯分に相当する約190万キロワット時に上る。施設用に活用するほか、東北電力に売電し土地改良事業による農業用水供給の維持管理費軽減を図る。国営事業に伴う小水力発電所の設置は、庄内地域では初めて。

 同市熊出の赤川頭首工と鶴岡、酒田、三川の3市町にまたがる幹線用水路を改修する「国営かんがい排水事業赤川二期地区」に合わせ、発電所を整備した。赤川二期地区改修は2010年度に始まり、20年度まで総事業費149億円(当初計画)で事業が進められている。

 板井川の小水力発電施設整備は、東日本大震災後の再生可能エネルギー導入の動きを受け、新たに計画された。適地として用水路の落差工が5カ所連続し高低差(有効最大落差7・2メートル)があり、近くに送電線のある板井川地区の西1号幹線用水路(幅6・5メートル、深さ3・8メートル)を選定。15年度に着工し2カ年事業で今年3月に施設が完成した。

 上流部にごみを取り除く除塵(じょじん)機とともに取水口を設け、用水路脇に導水路を整備して下流の地下に直径1・3メートルの発電用水車2基を備えた。冬場の水量確保のため、取水口付近の用水路に可動式の「堰上ゲート」も整備。取水した用水は発電所そばの出口から用水路に戻す。総事業費は約7億円。発電設備は最大出力297キロワット。24時間稼働する。発電した電力は発電所の操作に利用するほか、東北電力に1キロワット時当たり29円で売電する。

 赤川農業水利事業所によると、発電量を全量売電した場合の売電収入は約5000万円に上る。自家使用以外の売電収入は、土地改良施設の維持管理に充当する。発電所施設の管理運営は庄内赤川土地改良区(佐藤俊介理事長)と因幡堰土地改良区(冨樫達喜理事長)による赤川地区共同管理委員会が担う。

 同管理委員会は8月1日(火)に発電所の現地で、施設の完成を祝う竣工(しゅんこう)式を予定している。

関連記事

荘内日報社

酒田港に最上級大型クルーズ船

 県と酒田市は23日、シルバーシー・クルーズ(本部・モナコ)が運航するモナコ船籍の大型クルーズ船「シルバー・ミューズ」(4万791総トン、乗客定員596人、クルー411人)が2021年4月、酒田市の酒田港に初寄港す...

紀伊民報社

巨大な落石防護柵 地滑りの兆候で対策

 地滑りの兆候が確認されている和歌山県田辺市上秋津の奇絶峡に、高さ5・5メートル、延長約150メートルの落石防護柵が設置された。柵の上60メートルの所にある直径約3メートルの巨石が転落しても止め...

漂着ごみ186キロ収集 龍北中生らリサーチきょら活動 龍郷町

 鹿児島県奄美大島龍郷町の龍北中学校(山縣祥美校長、生徒7人)と奄美海上保安部は23日、同町の嘉渡海岸で漂着ごみを調査する「リサーチきょら活動」を実施した。生徒たちは教諭9人、海保職員4人と共に...

「ハピまん」2万個販売 チーズ伸びて大ヒット 音更

 JA木野(清都善章組合長)の子会社が運営するスーパー「ハピオ」(音更町木野大通西7、石田晴久店長)が4月から販売している、チーズまんじゅう「ハピまんチーズ」の売れ行きが好調だ。これまでに2万個を...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク