全国郷土紙連合

全国11新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

宇部日報社

宮脇書店宇部店、障害者の来店支援 開店前の1時間開放【宇部】

 

障害児・者に配慮した営業を続ける新開店長(宮脇書店宇部店で)

障害を持つ人たちに、気兼ねなく書店での時間を楽しんでもらいたいと、宇部市東梶返3丁目の宮脇書店宇部店(新開亮太店長)が今月から新たな取り組みを始めた。月に2回、開店1時間前の午前9時から障害児・者とその家族向けに店舗を開放し、周りの目を気にせずにゆっくりと店内を巡ることができる〝本との出合いの場〟を提供している。

 児童書から実用書、文芸書、文庫、コミックなど、市内随一の約15万冊を常時そろえる同店。地域に開かれた書店を目指し、昨年9月からは店内の一角を地元のハンドメード作家らの販売ブースやワークショップの場として提供するなど、新たな取り組みを展開してきた。

 そうした地域との交流の中で、障害のある子どもを持つ家族の「周りの迷惑になったら申し訳ないので、行きたい所へ出掛けるのを諦める」という悩みを聞いたことがきっかけだった。「書店としてできることはないか」と考えた新開店長が、開店前の開放を企画した。

 障害者向けの特別な設備は無いが、同店前には広い駐車場があり、入り口や店内には段差も無いため、車椅子などでも来店できる。通常営業の時間外に開催することで、発達障害などの特性を持つ子どもがいても周囲に遠慮することなく、自由に好きな本を手に取って楽しめるよう配慮した。

 同書店グループ内でも取り組みの前例がなく「今のところ、まだ利用者はいないが、しばらくは様子を見ながら続けていく」と新開店長。「障害児・者はもちろん、親や家族たちも一緒に本屋を楽しむ機会になれば。少しでも本に興味を持ち、気軽に利用してもらえたらうれしい」と来店を呼び掛けている。

 7月1~31日には就労支援施設てご屋自立支援センターの雑貨販売も企画しており「地域のためにできることを地道に探りながら、今後もいろんなことにチャレンジしていきたい」と話した。

 店舗開放の日時は、毎月第2・4日曜の午前9~10時。7月は9日と23日。問い合わせは同店(電話0836-37-0011)へ。

関連記事

地区金賞にJAにいかっぷ 胆振、日高管内9農協 ゆめぴりかコンテスト

 胆振・日高で生産された米「ゆめぴりか」の品質を審査するコンテストが11日、苫小牧市の日胆農業会館で開かれた。胆振、日高管内の9農業協同組合が出品し、全道コンテスト(19日、札幌市)の代表となる地...

荘内日報社

「旅と日々」凱旋 庄内ロケ語る スイス・ロカルノ国際映画祭金豹賞 三宅監督「..

 庄内地方で撮影された映画「旅と日々」の三宅唄監督のトークイベントが8日、三川町のイオンシネマ三川で行われた。今年8月、スイスのロカルノ国際映画祭で、日本人監督としては18年ぶりに最高賞の「金豹(ひょ...

荘内日報社

羽黒小でスクールバスの対応訓練 登下校中に大地震 運転手さんと連携

 スクールバスで下校している時に大地震が発生したことを想定した訓練が11日、鶴岡市の羽黒小学校(八渡宗一郎校長、児童173人)で行われた。  羽黒小は全体の6割の児童が計5台(5コース)のスクールバスで...

豊西牛がセブン弁当に 通年商品で初採用 帯広・トヨニシファーム

 肉牛の生産・加工販売のトヨニシファーム(帯広市)のブランド牛「豊西牛」が、コンビニ大手セブン-イレブン・ジャパン(東京都)の定番商品に採用された。「熟成だれの豊西牛カルビ弁当」として、10月下旬...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク