最高値1パック2000円 厚真産ハスカップ初競り
厚真町産ハスカップの初競りが27日、苫小牧市公設地方卸売市場青果棟で行われた。初日としては過去最多の499箱(1箱4パック入り)が出荷され、卸売取引の最高値は「特A大」1パックで前年同額の2000円。程よい酸味と糖度12度の甘さが売りの特産品は、この日から市内スーパーなどで販売が始まった。

厚真町が誇る特産品をPRする山口会長=27日午前7時40分ごろ
とまこまい広域農協厚真町ハスカップ部会が生産。初日は実の大きい順に「特A大」が2000~800円、「特A」が750~700円、「A」が600円で取引された。山口善紀会長(52)は「厚真産ハスカップに対する期待の表れ」と高評価を喜んだ。
今年は農家103戸が19・1ヘクタールに約3万6500本の木を作付け。早い雪解けや5月の低温など生育環境に不安要素もあったが「予想以上に花が咲いてくれた。6月の雨で実が大きく育ち、味も良く仕上がった」とアピールする。
出荷は7月いっぱいまでの予定。目標は出荷13・5トン、売上高が約2400万円。2018年9月の胆振東部地震による被災から5年を迎え、山口会長は「新たな一歩を踏み出す年にしたい。皆さんの支えがあって復興してきた感謝の気持ちを、ハスカップに乗せて市場に届けていく」と決意を新たにした。
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