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「聖地」の精神文化 出羽三山に学ぶ 地中海学会が羽黒大会

 地中海に関わる歴史や文化について研究している地中海学会(小佐野重利会長、会員約500人)の羽黒大会が24、25の両日、鶴岡市羽黒町のいでは文化記念館で開かれた。

 今大会の2日目の司会を務める東京家政学院大学の松崎照明客員教授が、出羽三山で山伏修行をしたことをきっかけに出羽三山神社の阿部良一権宮司と知り合い、東日本山岳信仰の「聖地」で精神文化を学ぼうと開いた。

 大会には地中海学会の会員と地元羽黒町手向の関係者ら合わせて約60人が参加した。初日は阿部権宮司が「地中海学会の皆さんから羽黒へ来ていただき、本当にうれしい。これもご縁があったからこそ。今年は月山の卯歳(うどし)御縁年。今回に限らず今後も四季折々の出羽三山を楽しんでいただければ」とあいさつ。山形大学の岩鼻通明名誉教授が「東アジア地中海と羽黒山」と題して講演した。

 その中で岩鼻名誉教授は「江戸時代の出羽三山は登り口が庄内3カ所、村山3カ所、最上1カ所の計7カ所あり、その中でも約360軒の宿坊があった門前町の手向が一番にぎわった登り口と言えた。入山許可書を取得し羽黒山伏を案内人として三山を巡る形を取っていた」と当時の様子を説明した。

 ディスカッションでは、東京大の秋山聰教授の司会で出羽三山神社斎館の伊藤新吉料理長、竹の露の相沢政男代表、千葉商科大・古代ギリシア史の師尾晶子教授、関西大・オスマン朝史の澤井一彰教授の4人が「聖地の食べ物・飲み物」について意見交換した。

 2日目の25日は、松崎客員教授を司会者に阿部権宮司と出羽三山歴史博物館の渡辺幸学芸員、早稲田大・ビザンチン美術史の益田朋幸教授が「修行とその周辺」をテーマに語り合った。

朝鮮半島側から見た日本の地図を示して説明する岩鼻名誉教授=24日

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