
実年球児の球宴・400歳野球大会が開幕(赤沼球場で)
第81回400歳野球大会(北羽新報社主催、能代市野球協会・山本郡野球連盟後援)は24日、能代市の赤沼球場、八峰町の峰浜野球場で開幕し、1回戦8試合が行われた。優勝チームに与えられる栄光の「老獅子旗」を目指し、45歳以上の「実年球児」たちが初日からはつらつとしたプレーを繰り広げた。
400歳野球は、「実年の球宴」として親しまれている地域恒例の大会。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で令和2、3年は延期、昨年から再開。今大会には前回より1チーム少ない41チームがエントリーした。
能代山本地方はこの日、あいにくの梅雨空で朝から雨模様だったが、午前8時すぎには降りやみ、両球場で同9時、第1試合が予定通りプレーボール。スタンドには家族や地域住民らが足を運び、選手たちの好・珍プレーを楽しみながら熱い声援を送った。
初日から好カードが組まれ、このうち赤沼球場第3試合は前回覇者の能代フェニックスBCが、大会最多優勝チームの能代実業団と激突。フェニックスが好機を見逃さずに得点を重ね、11─3で快勝した。峰浜野球場では第4試合に地元の峰夢Runが登場、能代MGクラブ相手に危なげない試合運びを見せ、地域住民の声援に応えた。
また大会の名物で、5回で決着が付かない場合に適用される「ジャンケン勝負」が、ことおかOB対チーム山の神戦、中浅内クラブ対ライフ・ワーク戦と、初日から早くも2試合出現。先発メンバー9人による〝真拳〟勝負は、球場全体を巻き込んで大きな盛り上がりを見せていた。
大会は毎週末に試合が組まれ、順調に進めば来月2日までに1、2回戦計25試合が終了。3回戦は8日、準々決勝は15日で、ベスト4が出そろう。準決勝は16日、決勝は22日午前10時から赤沼球場で行われる。
約1カ月間にわたる長丁場のトーナメントを駆け上がり、第81代の王座をつかむのはどのチームか。2日目以降も地域を盛り上げる選手たちの熱い戦いが期待される。
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