― 渚の交番鶴岡 ― カモンマーレ 船出 豊かな海を次代へ 地域づくり拠点 「海育」 遊び体験 レストラン
NPO法人エコ・リンクやまがた(遠藤靖彦理事長)が鶴岡市加茂に整備した「渚の交番鶴岡・カモンマーレ」の開館記念式典が24日、現地で行われ、同日午後2時にオープンした。渚の交番は豊かな海を次世代に引き継ぐための地域づくり総合拠点。カモンマーレでは地域の海を深く知るための海洋教育、多彩な海の遊び体験、地域の魚食文化継承の各プログラムを提供するほか、庄内浜の幸をふんだんに使った創作イタリアンのレストランもあり、関係者が連携し、交流人口拡大を図り、地域活性化につなげていく。

関係者がテープカットし、カモンマーレの“船出”を祝った
日本財団(本部・東京、笹川陽平会長)「渚の交番プロジェクト」の一環で整備され、全国13カ所目、東北の日本海側では初の施設。加茂水産高校と県水産研究所の間の海岸そばに建設され、施設は大型船の船首をイメージした鉄骨造り3階建て、延べ床面積約570平方メートル。屋上に風力発電、壁面などに太陽光パネルを備え、施設内の電力に活用する。建設費約2億円。
1階が加茂の海岸に以前あった島に由来するショップ「なべじま」で、庄内浜の魚介類を活用したフードや加工品などを販売。2階がレストラン「ピッコロ・パッソ」(イタリア語で小さな一歩の意味)。イタリアンシェフで料理プロデューサーの有馬邦明さん(51)=東京=監修による庄内の海や里の食材を使った料理を提供する。3階は「コミュニティルーム夕陽てらす」と名付け、「海育(うみいく)」の研修など多くの人が交流し、海に学ぶ拠点となる。
記念式典には県内外から関係者約80人が出席。遠藤理事長が「皆さんの協力で加茂地域の魅力の向上につなげたい」とあいさつ。来賓の海野光行日本財団常務理事が「子どもから高齢者まで全世代が集う拠点として、今後のモデルとなることを期待する」と述べた。
カモンマーレの愛称命名者の鶴岡市大宝寺の伊藤四季さん(52)に感謝状を贈呈。国土交通省酒田港湾事務所の藤原弘道所長が、施設を「みなとオアシス加茂」へ追加登録する認定証を贈った。地元の子どもを代表して小中高校生合わせて4人が参列者とともに「海への誓い」を宣言。“カモンマーレ号の進水”を記念し、加茂地区の住民たちが屋上から色とりどりの紙テープを投げ、交流拠点のオープンを祝った。
加茂地区自治振興会の斎藤正哉会長(68)は「カモンマーレで加茂の良さを全国、世界に発信して地域ににぎわいを創出していきたい」と話した。カモンマーレの電話番号は0235(35)1217。

大勢の加茂地区住民が見守る中、屋上から紙テープを投げオープンを喜び合った
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