スルメイカ漁盛ん 八峰町の漁港に活気

休漁を目前に控え、底引き網漁でスルメイカが盛んに取れている(八峰町の八森漁港で)
今月に入り、八峰町の八森、岩館両漁港の沖合底引き網漁でスルメイカが盛んに取れている。7月に始まる休漁を控え、底引き網漁に携わる漁師にとってこの時期の貴重な収入源になるスルメイカ。漁師は船に大量に積んで帰港し、船着き場や荷さばき所は活気づいている。
底引き網漁は資源保護のため7、8月が休漁と定められている。休漁が目前の6月はカレイやタイなどが漁の定番だが、ここ数年はスルメイカが盛んに取れているという。
県漁協北部支所によると底引き網船は八森、岩館両漁港で計7隻が操業している。今月は15日まで計6日の出漁で、前年同期の14㌧を8㌧上回る22㌧のスルメイカが水揚げされた。今月上旬は1箱(約5㌔)の競り値が5千円ほどの高値の日もあったが、中旬からはまとまった量が揚がったことで3千円程度に落ち着いている。
21日は全7隻が出漁し、夕方までに帰港。八森漁港で4・4㌧、岩館漁港で1・5㌧の水揚げがあり、荷さばき所には褐色のスルメイカがずらりと並んだ。1箱当たり約3千円で競り落とされたという。
八森漁港で操業する底引き網船は午前3時30分に出港し、漁に励んで午後5時ごろに帰港した。この日は約800㌔を取ったという。船長の40代男性は「5年ほど前から、この時期はイカで生計が立てられているので、イカを狙って出漁している」と話した。
また、岩館漁港の底引き網船の船長は「ハタハタに迫る収入源と言っていいほどイカが取れている。底引き網漁が解禁される9月に取れるイカより小さいが、味はこの時期がおいしいと思う」と語った。
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