「カレーおかき」ヒット 協和製菓が味の大王とコラボ 苫小牧
苫小牧市糸井の協和製菓(久積和博社長)が、ラーメン店味の大王(総本店・植苗、高橋浩一社長)とコラボレーションした「カレーおかき」を製造、販売している。新潟産うるち米を使った直径3センチ程の一口サイズで、かりっとした食感とカレースパイスをまぶしたパンチの効いた味が特徴。1袋70グラム(300円)で、久積社長(35)は「年間1万袋の販売を目指したい」と意気込んでいる。

「カレーおかき」をアピールする久積社長
協和製菓にとって初の「コラボ商品」で、味の大王の中江友紀常務(40)が製造に協力した。2人は経済団体で意気投合したことをきっかけに、2021年冬から開発に取り組んできた。当初はクラッカー状の煎餅を作るなど試行錯誤を重ね、久積社長は「砂糖を使わないと生地が安定せず、うまくいかなかった」と苦戦した。
そんな中で今年1月から「おかき」を試作し、「ただスパイスをかけただけでもおいしかった」と手応えをつかんだ。塩分やうま味を調整し、4月中旬の発売にこぎ着けた。約1カ月半で500袋を売り上げ、久積社長は「カレーラーメンの知名度も手伝い、コロナ明け一番のヒット商品」と顔をほころばせる。
その上で「(協和製菓の)商品は甘い味付けが多く、しょっぱいものにも挑戦したかった」と振り返り、現在は「カレーマヨネーズ味」や「カレー山わさび味」も試作中。「苫小牧にまつわる商品をもっと作って、観光客の需要にも応えたい」と話している。
道の駅ウトナイ湖(植苗)や天然温泉施設なごみの湯(柳町)をはじめ、道内各地の道の駅を中心に約20カ所で販売している。
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