全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

長野日報社

電子黒板を本格活用 伊那市小中6校に導入

導入された電子黒板。西箕輪中学校で利用が始まった

 伊那市は今年度、電子黒板を市内の小、中学校6校に導入する。全ての普通教室に整備するもので、先行して西箕輪中学校で利用がスタート。授業の効率化や、データ保存による継続性を持った学習などが図れるといい、マルチな活用が見込まれる。21日は白鳥孝市長が同校を訪問。「なるべく早い時期に全校に(電子黒板を)入れたい」と、デジタル化が進む授業を視察した。

 数学の授業では、電子黒板に計算の練習問題が映し出された。挙手した生徒が答えると、スムーズに次の問題へと進行。チョークで黒板へ書いたり、消したりするなどの手間が省かれてテンポ良く、子どもたちは授業に集中した。

 血液の循環を学ぶ理科の授業では、電子黒板を使ってレントゲン映像などの動画を放映。デジタルならではの視覚的効果で生徒たちの関心を引き寄せた。

 「今までと授業のスタイルも違う」と視察した白鳥孝市長。授業の円滑な展開に興味を示し「先生方のスキルも上がれば色々な組み立て方が考えられる」と期待した。

 数学を教える清水慶一教諭(51)は「情報を提示しやすい。従来の黒板や紙ベースだと時間が掛かっていたが、短縮できるとともに、(デジタルの画面を通じて)楽しみながら生徒も授業を受けている」と手ごたえを示す。

 一方で「情報量が増えた分、ポイントを的確に伝えることが課題」と指摘。物事を覚える上で、自分の手でノートなどへ書き写す大切さにも触れ「関心だけで終わらないように、(学習そのものに対して)着実に力をつけているか今までよりもきめ細かに検証していく必要がある」とも話す。

 同市は2014年からICT(情報通信技術)を学校現場に活用。電子黒板の導入はその一環で、プロジェクター型とモニター型を現場の状況に合わせて採用。財源の約1800万円はふるさと納税の寄付金を使い、長谷中、長谷小、高遠北小、新山小、手良小は夏休み中までに整備する。

関連記事

長野日報社

「宝剣岳エール」仕込み 長野県駒ケ根市、宮田村産大麦のビール造り

 長野県駒ケ根市や宮田村、酒造会社などが連携して進める地元産大麦を原料にしたビール・ウイスキー造りプロジェクトの一環として、地ビール「宝剣岳Ale(エール)」の仕込み作業が30日、同村の南信州ビ...

コロナ禍からの回復を 市観光交流協会が総会

 一般社団法人石垣市観光交流協会(会長・中山義隆市長、301人)は30日夕、2023年度第60回通常総会を市内ホテルで開き、22年度事業と23年度事業計画の報告などを通してコロナ禍からの観光回復に決意を新たに...

北羽新報社

中国木材、来年稼働の能代工場製材棟を公開

 製材最大手「中国木材」(広島県呉市)は30日、能代工業団地(能代市扇田)で建設を進める能代工場の「製材棟」を市、市議会、マスコミに公開した。東日本の基幹工場と位置づける国内六つ目の国産材生産拠...

釧路新聞社

乗り合い交通、今秋試行 根室市が公共交通計画【根室】

 【根室】市は30日、持続可能な公共交通の在り方をまとめた「根室市地域公共交通計画」は公表した。同計画に即した鉄路とバスの施策はすでに展開中で、いずれも好調な利用状況にあるという。秋にはタクシー・...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク