夏の味覚、全国へ 八重山郵便局 パイン・マンゴー出荷式

最盛期を迎えるパインとマンゴーを郵便車両に積み込む関係者ら=20日午前、八重山郵便局
出荷の最盛期を迎えつつある八重山の夏の味覚・パイン、マンゴーの出荷式が20日、日本郵便㈱八重山郵便局(座波政人局長)構内で行われた。式には生産者や関係団体、企業の代表らが出席し、県内外へPRするとともに出荷を祝った。関係者によるとパインは空梅雨の影響で出荷が10日から14日程度遅れたが、糖度は高いという。マンゴーは例年並みと見られる。今年度は、昨年度より2000箱多い5万2000箱の出荷を目指している。主催者あいさつで座波局長は「毎年、好評で、今年もすでに多くの注文をいただいている」と述べた。
パインの島外向けの出荷は5月上旬から始まっており、現在はハワイ種を中心に収穫、出荷のピークを迎えている。
生産農家代表であいさつした「ゆうパックの会」の平安名貞市会長は「全国から『おいしい』という声が届き、送り主がよかったと思えるようなものをつくっていきたい。目標の出荷数が達成されることを願っている」と述べた。
中山義隆市長は来賓あいさつで「観光滞在中の人も手にとってご賞味を。パイン、マンゴーが島を代表する地位を確立できたのは、関係者の努力のたまもの」と話し、試食したパインの味については「石垣島のパインの味は間違いない」と太鼓判を押した。
出荷式の冒頭には地域の子ども会からなる子どもエイサーが登場。黒島聡大浜郵便局長と豊川雅明川平郵便局長の地謡をバックに「パイン音頭」を披露した。
出荷伝達式で関係者らは配達車両に箱詰めされたパインやマンゴーをリレーして積み込み、郵便車両を拍手で送り出した。
今年度の出荷目標はパイン3万9000箱、マンゴー1万3000箱の計5万2000箱。22年度は、パインとマンゴー合わせて約5万箱を出荷した。
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