ときわ動物園でアルパカの毛刈り、夏本番前に「クールビス」姿に【宇部】

宇部市のときわ動物園(多々良成紀園長)で17日、アルパカの毛刈りが行われた。全身を覆う分厚い毛をカットされたのは雄10歳のタック。約2時間で、爽やかな〝クールビズ姿〟に大変身した。
アルパカは南米の高山地帯に生息する動物で、暑さが苦手。少しでも涼しく過ごせるよう、熱中症対策で毎年初夏に展示場で毛を刈っている。
作業は市常盤動物園協会の職員7人が担当。体高1㍍、体重48㌔のタックを寝転ばせ、一番長い箇所で10㌢ほどある毛を電動バリカンと専用のはさみを使って短く切っていった。顔周りは残し、しっぽは丸く整えた。刈り取った毛の重量は約3㌔になった。
担当飼育員の入江栞さん(25)は「冬には再び毛が生えてもこもこになるので、ほっそりしたフォルムが見られるのは今だけ。その違いと魅力も楽しんでほしい」と来園を呼び掛けている。
アルパカの毛は、同園体験学習館モンスタで開くアクセサリー作りなどのワークショップで活用する予定。
関連記事
東三河に春を呼ぶ「豊橋鬼祭」開幕 青鬼が出動
国重要無形民俗文化財「豊橋鬼祭」が10日、豊橋市八町通3の安久美神戸神明社で始まった。厳しい寒さの中、裃(かみしも)姿の氏子と青鬼が「アオーッ!アオーッ!」と威勢のいい掛け声とともに出動し、町内を...
国学院が連覇達成 宮古島大学駅伝 2位順天堂、3位青学
宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2025(主催・同実行委員会)が9日、市陸上競技場を発着点とした6区間82・0㌔で行われ、国学院が最終区で順天堂を逆転し、4時間8分38秒で2連覇を達成した。2位は28秒差...
諏訪湖の広範囲が結氷、御神渡り「赤ちゃん」も確認 7季ぶり出現へ望みつな..
長野県の諏訪地方は9、10両日、寒気と放射冷却で朝の冷え込みが強まり、諏訪湖は広い範囲が結氷した。御神渡り(御渡り)の判定をつかさどる諏訪市小和田の八剱神社は9日朝、今季初めて高台からも観察し...