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北羽新報社

白神山地の麓、健脚競う 藤里町でブナの森マラソン

過去最多の240人が参加したブナの森マラソン。号砲とともに、マラソンコースへと飛び出すランナーたち

 藤里町内の森林基幹道米代線(米代フォレストライン)を走る第10回白神山地ブナの森マラソンは18日行われ、県内外から集まったランナーが緑深まる世界自然遺産白神山地の麓で健脚を競った。初夏の日差しを浴びて走る参加者たちは、最大高低差250㍍の起伏がある厳しいコースに挑み、力強くゴールを目指した。

 実行委員会(実行委員長・佐々木和繁副町長)の主催。マラソン(21㌔)に191人、8・8㌔に49人の合わせて240人が参加した。
 コースは、マラソンが坊中橋を出発し、素波里園地折り返し。8・8㌔は同園地から世界遺産センター藤里館を目指すコース。
 マラソンは全コースの8割が坂道で、2・4㌔続く上り坂、1・2㌔のトンネル、ダム湖沿いのコースと変化に富むほか、高低差が250㍍に及ぶアップダウンが特徴。ランナーたちは途中8カ所に設置された給水所や、沿道で町民の声援を受けながら深緑に囲まれたコースを力走した。
 高低差のあるコースに体力を削られたほか、この日は初夏の日差しも強く、ランナーたちは過酷な条件に大粒の汗を浮かべ、それでもゴールを目指してひた走り、最後は力を振り絞ってゲートをくぐった。中にはアニメキャラクターに扮したランナーもいて、周囲を楽しませていた。
 マラソンの部で優勝した尾崎紀幸さん(46)=鹿角市、会社員=は2回目の参加。前半は先行するトップランナーを追い掛ける展開だったが、折り返し地点前にかわして先頭に立つとそのままゴールイン。「白神山地マラソンは上り坂がメインの厳しいコース。きょうは日差しも暑くて、さらに過酷だったが、自分のペースで走れた。会心のレースだった」と優勝を喜んだ。
 21㌔の完走者の中から抽選で1人を「屋久島1周ウルトラECOマラニック」(6年1月開催予定)に招待。仮装賞、遠来賞なども用意して参加に応えた。
 また、前日イベントでランニングクリニックを行ったお笑い芸人のがんばれゆうすけ(猪瀬祐輔)さんもマラソンに参加し、ゴール後は後続のランナーを出迎えてハイタッチを交わすなどして互いの健闘をたたえていた。
 会場では「ふじさとマーケット」が開かれ、白神山地ワイン、羊毛フェルトのハンドメード作品、ブナの木工品など地元の特産品を紹介しにぎわいを見せ、来場者を歓迎した。

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