夏休みジュニア科学教室始まる

リチウムイオン電池の構造を教えてもらう参加者
子どもたちに科学の面白さ、楽しさを知ってもらう第29回夏休みジュニア科学教室の初回講座が21日、宇部興産基盤技術研究所で開かれた。宇部市を中心に県内から21人の小・中学生が参加し、「電池を作ってみよう!」をテーマに、構造を学び、実際に製作した。同実行委員会(浜本義彦委員長)主催。
講師は宇部興産フェロー・電池材料ファイン事業部電池材料開発部長の安部浩司さん。子どもたちは、安部さんから電池の開発の歴史、原理の説明を受けた後、分解された乾電池とリチウムイオン電池を手に取り、普段見ることのできない中身や構造を興味深く観察した。続いて四つの実験を実施。手回し充電池を回して電気を作るには力が必要なことを学んだ。木炭を使って実際に電池を作り、ミニカーを走らせて速さを競った。
開講に先立つ開会行事では、やまぐち産業振興財団の廣政武志技術振興部長が「きょうは科学の面白さを十分に体験してほしい。失敗を恐れず、疑問があればどんどん質問しよう。疑問を解きほぐすことが将来の皆さんの力になる」とあいさつした。同教室は県内の大学、高専、企業などの協力を得て開催。今年は8月24日までに21会場で23教室が行われる。
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