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長野日報社

JR上諏訪駅周辺の一体的整備 3事業を段階的に進める方針 長野県諏訪市

諏訪市が段階的に整備する計画を示した(上から)市文化センター、駅西口広場、旧東バル跡地

長野県諏訪市の金子ゆかり市長は16日の市議会6月定例会代表質問で、JR上諏訪駅周辺の一体的な整備に向けて、市文化センターから駅西口広場、諏訪湖イベントひろば(旧東洋バルヴ諏訪工場跡地)へと段階的に事業を進める方針を示した。現時点で3事業の総事業費は不明だが「100億円を軽く超える」(市幹部)ことは確実で、国などの補助金、市の基金、起債を活用して財源を捻出したい考え。旧東バル跡地以外の完成目標時期も明らかになった。伊藤浩平氏(新政すわ)の質問に答えた。

市は市議会3月定例会で、駅周辺エリアのまちづくりを一体的に捉え、文化センターと西口広場、旧東バル跡地の優先順位やスケジュールを統一地方選後に示すとしていた。3事業それぞれの概要とスケジュールを一体的に説明したのはこれが初めて。

段階的整備の理由について、文化センターは保存活用の検討が進み、築60年を経て安全対策が急務なことや、文化財修理が文化庁の補助事業に採択されたことを挙げた。西口広場は、上諏訪駅周辺まちなか未来ビジョンで「まちのエントランス」として交通結節点の機能強化やイベントが開ける公共空間を整備する構想が示され、公民連携で検討する体制(エリアプラットフォーム)も整いつつある。国交省の都市構造再編集中支援事業の活用を目指す。

一方、最大規模の事業となる旧東バル跡地(約7ヘクタール)は、地質調査や旧工場建屋の解体工事を進め、更地にすることを当面の目標とした。基本計画は、諏訪圏工業メッセなどに使える「上限3000平方メートルのイベントスペース」の建設や、民間活力で観光や医療健康、防災機能の導入を目指すが、諏訪6市町村の合意形成や民間参入の見通しは立っていないのが現状だ。

事業費に関しては、文化センターは2020年時点の概算改修費が28億円。機能向上や物価高騰、脱炭素への対応を反映すれば、さらに膨れ上がる。具体的な整備計画がない西口広場と旧東バル跡地は不明だが、土地開発公社からの用地取得で約30億円(西口広場約10億円、旧東バル跡地約20億円)が必要になる。

金子市長は「3事業を段階的に整備することで都市機能を補完し合い、相乗効果が生まれ、国の補助金も獲得しやすくなる。長期的な期間を見据えて計画的、段階的に事業を進めたい」と述べた。市は5月、一体的整備に向けた庁内プロジェクトチームを発足した。市長は、事業の進ちょくに応じて専門部署の設置を検討する考えも示した。

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