就航10周年の記念品と歓迎を受け笑顔をみせる搭乗客ら＝14日午前、南ぬ島石垣空港

関西空港に向かうピーチ便。横断幕を掲げてスタッフが見送る＝14日午前、南ぬ島石垣空港

　格安航空会社（ＬＣＣ）のＰｅａｃｈ　Ａｖｉａｔｉｏｎ（ピーチ、大橋一成代表取締役ＣＥＯ）＝大阪府泉佐野市＝は14日、南ぬ島石垣空港（新石垣空港）への参入から10周年を迎えた。ピーチは2012年3月1日、関西空港を拠点に運航を開始。新石垣空港開港から3カ月後の13年6月14日、同空港初のＬＣＣとして関西線で就航した。現在は関西に加え東京（成田）、名古屋（中部）、福岡の4路線で1日最大6便を運航しており、10年間で累計約200万人を運んだ。

　南ぬ島石垣空港（新石垣空港）ではこの日、10年前の初便と同じ関西行の出発前にセレモニーを行った。搭乗口近くに「南ぬ島石垣空港就航10周年　ご搭乗みーふぁいゆー」の横断幕を掲げ、村越弘教空港センター空港統括部長があいさつして利用者に感謝。村越部長とスタッフらが搭乗客141人にピーチのロゴ入り泉州タオルをプレゼントした。

　村越部長は10年前の就航を準備した経験があり、「10年間、安全運航を堅持している。当時は関西路線だけだったが、現在は4路線に増えた。八重山の豊富な観光資源を全国各地のお客さまに見てもらいたいのでうれしい。今後も新石垣空港唯一のＬＣＣとして低運賃を生かして多くのお客さまを運びたい」と話した。