互いの文化や生活 理解深める ポーランド・アダム大と公益大オンライン交流 イメージ相違に笑い ユニーク質問和やかに テーマに沿い意見交換
ポーランド共和国で日本語を学ぶ学生と、東北公益文科大学(酒田市、神田直弥学長)の学生による交流会が7日、オンラインで行われ、学生たちが互いの国の文化や生活などについて理解を深め合った。公益大とポーランドの大学との交流は初めて。
この日は公益大から玉井雅隆教授(国際関係論など)の専門演習(ゼミ)を受講する3、4年生計18人と、ポーランド・ポズナン市にあるアダム・ミツキェヴィチ大学で日本語を学んでいる学生が参加。先月に両校の学生がテーマを伝え合い、その中から選択したテーマについて今回プレゼンテーションを行った。
アダム大は「観光地」「料理」「ポーランド人が使っている日本語」などをテーマに6グループが発表。ドラゴン伝説が伝わるポーランドの古都・クラクフや、ロールキャベツに似ている伝統料理「ゴウォンプカ」など、同国の魅力について紹介したほか、「日本と聞いてイメージするもの」などについて地域住民にアンケート調査した結果を報告。白米にイチゴソースをかけて食べる文化があることについて、公益大生から「本当においしいですか?」と質問が飛ぶと、アダム大生から「ポーランドでも好みが分かれます」との答えに笑いが起こった。
公益大はリクエストのあった「米軍基地」「日本の男女平等」「若者の結婚観」「山形県の祭り」などをテーマに7グループがプレゼンテーションし、アダム大生からは「卒業論文で日本の男女平等について書いているので、プレゼンテーションの内容を参考にさせてほしい」といった意見のほか、「日本で今聞かれているビジュアル系バンドについて教えてほしい」「若い人たちは日本の70年代音楽は聞きますか」といったユニークな質問も飛び、有意義な交流会となった。

公益大とアダム大の学生がオンラインで交流
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