
鏡のような水面にカラマツ林の緑が映える御射鹿池
長野県茅野市奥蓼科にある御射鹿池で、周囲のカラマツ林の緑が深まり、鏡のように澄んだ水面に青々と茂った木々が映り込んで初夏の幻想的な情景を生み出している。
八ケ岳から流れ込む冷たい水を日光で温めて稲作への冷害を防ぐ農業用ため池として昭和初期に造成された。2010年には農林水産省の「ため池100選」に選定。芸術家や写真家にも愛され、昭和期を代表する日本画家、東山魁夷の代表作「緑響く」のモチーフとしても知られる。
新緑の季節を迎え、全国各地から行楽客が訪れ、写真撮影や散策を楽しんでいる。愛知県小牧市から夫婦で訪れたという50代女性は「水面に緑が映っていて素敵。東山魁夷の世界そのものですね」と見入っていた。
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