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長野日報社

大雨の漂着物撤去開始 重機で2週間めど 長野県の諏訪湖

大量のヨシや流木などが漂着した諏訪湖岸。県が台船と小型バックホーを使った撤去作業を始めた=7日午前、諏訪市豊田

 2日の大雨で河川から大量のヨシや流木が諏訪湖に流れ込み、長野県諏訪市側の湖岸に漂着している問題で、県諏訪建設事務所は7日、重機による漂着物の除去作業を始めた。水の流れを妨げたり水門をふさいだりする恐れがあり、次の出水を前に片付ける必要があると判断。漁業や観光、景観などに悪影響を及ぼすとして早期の除去を求める要望も受けており、「10日間から2週間のうちに片付けたい」(維持管理課)としている。

 同課によると、今回は茅野市や原村など八ケ岳山麓で雨量が多くなり、最大河川の上川が増水。大量の流木、河川敷のヨシや枯れ草などが湖に流れ込んだ。大雨後、風にあおられて諏訪市側の湖岸に漂着。ペットボトルや空き缶などのごみも混じっている。

 作業はスワテック建設(諏訪市)に委託した。台船に小型バックホーを積み、初日は同市豊田の湖岸にたまった漂着物を取り除いた。別の会社に委託し、小型無人機ドローンで漂着物の分布状況を確かめる調査も実施。除去した漂着物は2カ所に集積し、分別してから処分するという。

 台風がもたらした2019年10月の大雨時も湖にはヨシなどが流れ込み、撤去した漂着物の重量(乾燥後)は200トンに上った。今回の量について、同課は「19年と同規模を想定している」とした。

 諏訪湖漁協の藤森惠吉組合長は、今月解禁されたテナガエビ漁への影響を懸念。取材に対し「船着き場にたまると出漁できず、えびかご(仕掛け)を揚げないと2日間でエビは死んでしまう」などと説明した。さらに、流木などが湖底に沈めば「今後のワカサギ投網漁への影響も出てきてしまう」と述べた。

 建設事務所維持管理課の池田誠課長は「観光地の景観が損なわれるほか、さまざまな悪影響が想定される。河川管理者として、次の出水に備えるためにも早期に取り除きたい」と話した。

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