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東北一広い市域 フィールド調査 東北大公共政策大学院 学生9人鶴岡市で活動 旧町村部の地域振興 政策提言まとめ報告 来年1月めど

 東北大公共政策大学院(仙台市)修士1年の学生9人が4―6日の日程で鶴岡市を訪れ、旧町村部の地域振興に関する政策提言に向けたフィールド調査を行った。今後、政府機関や全国町村会事務局などにもヒアリングを行うなどし、来年1月末をめどに提言の報告書をまとめる。

 同大学院の授業科目の一つ「公共政策ワークショップ」の一環で、県内の自治体を対象とするのは初めてという。6市町村の広域合併により誕生し、東北で1番、全国で10番目に広い市域となった鶴岡市に着目し、中でも人口減少率が高い朝日、温海の両地域で行政を中心にヒアリングを実施。文献調査や現地調査も加えて収集した情報を分析・検討し、食料生産や水源の涵養(かんよう)など多面的機能を有する地域の維持などに関して提言をまとめる。

 学生たちは指導教員3人と共に1回目のフィールド調査として鶴岡入り。加茂水族館、出羽三山神社、慶應義塾大先端生命科学研究所やバイオベンチャー企業が立地する鶴岡サイエンスパークなどを視察。地域住民の足の確保に関して交通事業者に聞き取りしたほか、市の担当者や市朝日庁舎、温海庁舎、県庄内総合支庁で調査活動を行った。

 5日には市役所で皆川治市長を表敬訪問。指導教員の石山英顕教授は「鶴岡をフィールドにしたワークショップで、しっかりと地に足の着いた政策提言の報告をしたい」と述べ、皆川市長は「市政の発展につながる政策提言をいただければ」と期待を寄せた。

 学生代表の菅原大翔さん(23)=北海道釧路市出身=は「将来は地域振興に関わりたいと思い、進学した。鶴岡は食や観光などの資源が多く可能性を感じる。鶴岡をフィールドに、全国の地方都市が抱える課題の解決につながるような研究を行い、提言をまとめたい」と意欲と思いを語った。

フィールド調査の合間に皆川市長を表敬訪問した東北大大学院の学生と教員=5日、鶴岡市役所

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