県内60の〝校歌山〟を紹介 松永さん出版【宇部】
本を持つ松永さん(宇部日報社で)
宇部市野中5丁目の松永昌治さん(60)が、小・中・高校の校歌で歌われている山を紹介した「山口県の校歌山」(徨山舎)を出版した。60座を厳選し、特徴や登山ルートも掲載。市内では旧厚東中を含めて市内19校で登場する霜降岳をはじめ、日ノ山、平原岳、荒滝山を取り上げている。
趣味として登山を楽しむ中で、さまざまな山が校歌に使われていることに着目。2年前から一冊の本にまとめようと取り組み始め、500座以上を登った経験と県内の図書館で調べたことを基に作業を進めた。
掲載している校歌は廃校になったものも含めて300校ほど。山名が入っている一節と校名、作詞者名をつづった。山陽小野田市では竜王山、山口市では東鳳翩(ほうべん)山、十種ケ峰、亀尾山など11座を紹介している。
霜降岳の19校は書籍中最多で、校歌では「霜降の山」「厚東の山」「城山」などとも表現されている。日ノ山は東岐波小・中と山口市の阿知須小・中、平原岳は小野小と旧小野中、荒滝山は吉部小と楠中、旧吉部中の校歌に登場する。
「学校の統廃合などで校歌が減っており、素晴らしい校歌を後世に伝えていくために作った。本を手に取り、母校で使われている山に登ってほしい」と松永さん。表紙の絵には、母校の山口高で使われている鴻ノ峰を採用した。
A5判のオールカラーで160㌻。価格は1650円(税込み)。県内の図書館に置かれており、宮脇書店宇部店や徨山舎のホームページで購入できる。
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