１８日の「父の日」にバラを贈る習慣を広めようと、県花卉（かき）園芸推進協議会（星井榮仁会長）などは５日、村岡嗣政知事を表敬訪問した。宇部フロンティア大付属香川高華道部（松本莉央部長）の４人も同席し、県産のバラを使ったアレンジメントを、村岡知事の目の前で作ってプレゼントした。

　県産の花をＰＲするため、生産者らが県庁を訪れた。星井会長は生産の現状を紹介。県花卉園芸組合連合会バラ部会の柳博文部会長は「『父の日にバラを』を広く浸透させたい。県産の花に関心を持って、どんどん活用してもらえたら」と話した。

　華道部は昨年、全国高校生花いけバトル（広島大会）に、県内の高校として初出場。今回は花卉生産者のＰＲに協力し、同バトルと同じ５分間のパフォーマンスを披露した。すがすがしさをテーマに、部員４人で手際よく完成させて、村岡知事に贈った。

　松本部長は「県産のバラと触れ合い、作品にできて良かった。花は人の心を温かくしてくれるので、ぜひ贈り合ってほしい」と語った。

　昨年度の県内のバラ生産は、栽培面積５・３㌶、出荷量は３４７万本。