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長野日報社

長野県南箕輪村の特別栽培米「風の村米だより」 大阪府泉大津市の給食に供給へ

泉大津市の学校給食に提供される見通しになった南箕輪村の特別栽培米「風の村米だより」

長野県南箕輪村で減農薬、無化学肥料で生産される特別栽培米のコシヒカリ「風の村米だより」が、大阪府泉大津市の学校給食などに使われる見通しとなった。同市の農地は34ヘクタールと乏しく、米の安定確保に向けて供給してくれる生産地を探していて、販路拡大を目指す同村が手を挙げた。両市村は今後、農業連携協定を結び、それぞれ抱える課題を補完しながら協力する。

国内外を取り巻く情勢などから食料問題の深刻化に危機感を持つ泉大津市は今年3月、「安全・安心な食糧の安定的確保に関する構想」を策定。農家の減少や高齢化などが進み、遊休地も増加する全国の生産地と連携し、共存共栄の関係を構築しようと取り組みを始めた。

減農薬や減化学肥料の農産物であることを供給の前提に、構想に賛同する自治体を公募。このほど審査を行い、南箕輪村を含む北海道から沖縄県までの6市町村を候補者として選定した。今後は詳細な調整を進めて協定や契約を結び、正式決定する。

同市は公立の小中学校が11校あり、ほかに就学前施設でも給食を提供。災害時などに備え当初は米の供給を基本にしているが、将来的にはそのほかの農産物や人的交流なども視野に入れている。市成長戦略課は「独自のサプライチェーンで市が消費地となり持続的な農業の発展につなげ、互いにウィンウィンとなる関係を築きたい」と説明する。

風の村米だよりは村内の農事組合法人「まっくんファーム」や信州大学農学部、JA上伊那などが連携し、2004年から研究、栽培する。

鶏ふんと米ぬかを原料とした有機肥料で、体にも環境にも優しい農産物としてブランド化して普及を推進。同法人が58ヘクタールで生産し、収量は280トンに及ぶ。20年から村内三つの小中学校の給食の米飯にすべて用いるほか、今年度から保育園でも未満児の昼食などで提供している。

村によると、泉大津市への供給は23年度産から開始し、年間10トン程度を見込んでいる。村農政係は「米を契機に、さらに野菜や乳製品など提供の幅が広がっていけば」と期待する。

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