祇園囃子の稽古始まる【山口】
山口祇園祭(7月20~27日)で、みこしの巡行に花を添える祇園囃子(ばやし)の稽古が31日、山口市下竪小路の山口ふるさと伝承総合センターで始まった。市内在住者を中心に、小学生から高齢者までの24人が太鼓、笛、鉦(かね)に分かれて、本番まで毎週の練習に励む。山口祇園囃子保存会(真庭宗雄代表)、山口観光コンベンション協会(大庭達敏理事長)主催。
市の三大祭りの一つで、上竪小路の八坂神社(小方礼次宮司)の例祭として約600年前に始まった。祇園囃子は太平洋戦争でいったん途絶えたが、真庭代表らが京都の演奏者から教えを請い、1990年に復活した。
祇園囃子を奏でる山車の「菊水鉾(ぼこ)」「真車山(しんぐりやま)」の巡行は4年ぶりとなる。演奏者のうち8人は今回が初参加。初日の練習では早速「日和神楽」などの演奏を合わせていた。
昨年から参加している河村優太君(小郡中3年)は「昨年は規模を縮小したから、山車に乗り込んで演奏するのは今回が初めてで、わくわくする。にぎやかな音色で祭りを盛り上げたい」、妹の瑞結さん(小郡南小5年)は「きれいな鉦の音が出せるように練習したい」と意気込みを語った。
真庭代表は「やっと本来の形で祭り囃子ができることがありがたい。大勢の人に楽しんでいただけるように、本番では心を一つにして奉仕したい」と話した。
祇園囃子は、初日のご神幸で披露され、同神社から駅通りにあるお旅所まで、囃子方を乗せた2基の山車がみこしを先導する。3楽器による涼やかな「コンチキチン」の音色が市街地に響き渡る。
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