ハクチョウ 湖に放す、常盤公園【宇部】

湖に放たれるコブハクチョウ(31日午前10時半ごろ、常盤公園で)
宇部市は31日、高病原性鳥インフルエンザ対策のため常盤公園の屋内施設で飼育していたハクチョウを白鳥湖に放鳥した。感染リスクが懸念される時期(昨年11月~4月)が過ぎたことに伴い実施。市のシンボルが久々に湖面へ戻り、雨の中で見物に訪れた市民が、優雅に泳ぐ姿に目を細めていた。
同園ではコブハクチョウ4羽とコクチョウ1羽を飼育。例年は5月1日に放鳥作業しているが、4月に国内の野鳥からインフルエンザウイルスが確認されたため、見合わせていた。環境省が指定する野鳥監視重点区域が今月18日に解除され、今回の放鳥が決まった。 ハクチョウたちは体重測定の後、飼育員に抱えられて湖のそばへ。純白の羽をばたつかせながら着水し、緩やかな流れに身を任せたり、白鳥島で休んだりしていた。
ときわ動物園の多々良成紀園長は「久しぶりに広々とした場所に放たれ、喜んでいる様子。来園者には温かく見守っていただければ」と話していた。
5羽が湖で過ごすのは10月末までの予定。
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