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黄色のトビシマカンゾウ 青空に映える 酒田市飛島 例年より半月早く見頃迎える

 本県唯一の有人離島・酒田市飛島で自生する「トビシマカンゾウ」が例年より半月ほど早く見頃を迎え、多くの草花とともに訪れた人の心を和ませている。

 トビシマカンゾウは、飛島と新潟県佐渡島だけに咲くユリ科の多年草。市は天然記念物に指定し、群生地の除草作業など、保全活動を行っている。

 定期船が発着する勝浦港の南にある長崎海岸から、西の荒崎海岸までの海岸遊歩道を歩くと、黄色の大ぶりな花が目に飛び込んでくる。同市とびしま総合センターによると、開花が早かった今年の見頃は6月上旬ごろまで。

 27日に訪れた観光客らは、青空に映える黄色のトビシマカンゾウのほか、満開を迎えただいだい色のスカシユリ、白くかれんなオオバナノミミナグサ、紫色のハマエンドウなど、色鮮やかな草花に目を奪われていた。

市指定天然記念物のトビシマカンゾウ=27日、荒崎海岸

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