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台風対策に追われる マリン業者ら船を陸揚げ

台風の接近に備え、レジャーボートをロープで固定する人たち=29日午後、浜崎マリーナ

 大型で非常に強い台風2号の接近を前に石垣市内では29日、住宅や店先に防風ネットを張る市民の姿が見られた。各港では、レジャーボートや漁船を陸揚げするマリン業者や漁業者が台風対策に追われた。

 このうち浜崎マリーナで台風対策に取り組んでいた男性は「ずいぶん早い時期の台風の襲来だ。ニュースなどでは、かなり大きな台風ということなので影響が心配だ」と話した。

 早朝のうちに船の陸揚げを終えたという漁業者の男性は「この時期にこのサイズの台風が来るとは珍しい」と白波が立ち始めた海を見つめ、「今年は水温もあまり高くないのでそれほど強い台風にはならないかもしれないが、足が遅く長時間、風が吹きそうなのでいつ海に出られるのか」としけの長期化に気をもんだ。

 この日、石垣島では午後3時6分に瞬間最大風速17・4㍍を記録したほか波照間島で15・0㍍、与那国島で13・1㍍、西表島で11・9㍍など台風の接近とともに風が強まっており、八重山地方は6月1日ごろから暴風となる見込み。

 5月31日から6月2日にかけては警報級の大雨となる恐れがあり、石垣地方気象台は警戒を呼び掛けている。

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