優勝賞品としてマレーシア政府観光局からクアラルンプールへの往復航空券が贈られるゴルフコンペが２８日、釧路カントリークラブ（下幌呂）で、初めて行われた。少し汗ばむほどの絶好のゴルフ日和の中、１１５人の参加者が、大自然に囲まれたコースでプレーを楽しんだ。

　７２ゴルフ倶楽部（釧路市武佐３）の会員を対象にしたコンペで、今年で３３回目。ラウンド後には新型コロナの影響で３年ぶりとなる表彰式が行われた。豪華賞品が続々と贈られる中、優勝した釧路市の神田英弘さん（７６）にマレーシア政府観光局大阪支局のシャルルナズリ・ビン・シャハルディン副支局長から賞品パネルが手渡された。神田さんは「もし優勝したら家族で行こうと言われていたけれど、本当に優勝するとは」と、まさかの獲得に驚いていた。

　今回、マレーシア政府では観光ＰＲのため日本全国で１０組のペア航空券を用意した。そのうち釧路では今回のコンペと来月３日に行われる太平洋ゴルフ倶楽部のコンペの合わせて２組の航空券が提供される。

　シャルルナズリ副支局長は「釧路は冬が長いのでぜひ招待したかった。マレーシアは常夏でトロピカルフルーツがおいしく、ゴルフコースも２００あり、いつでも楽しめます」とＰＲしていた。

優勝した神田さん（右）に賞品パネルを贈呈するシャルルナズリ副支局長