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北羽新報社

第78期本因坊戦第2局前夜祭 井山本因坊と一力棋聖が決意表明 秋田県能代市

第78期本因坊戦七番勝負第2局を前に、前夜祭に出席した井山本因坊(右)と挑戦者の一力棋聖(能代市柳町のプラザ都で)

 囲碁の第78期本因坊戦七番勝負第2局(28、29日・能代市柳町の旧料亭金勇)の前夜祭が27日夜、同市柳町のプラザ都で開かれた。井山裕太本因坊(34)=三冠=と、挑戦者の一力遼棋聖(25)が、対局を前に決意を表明した。対局は28日午前9時に始まり、「囲碁界の頂上決戦」と言われる熱い戦いの幕が上がる。

 井山本因坊は大阪府出身で、令和4年に本因坊戦防衛を果たし、7大タイトル戦史上初の11連覇を達成。今期は12連覇を狙う。一力棋聖は宮城県出身で、令和2年に碁聖戦で勝利し初の7大タイトル獲得。4年には9連覇中だった井山裕太棋聖を破り、囲碁界最高位の棋聖を獲得した。本因坊戦は昨年に続き挑戦者決定リーグを制した。
 本因坊戦は昭和14年に設立。第78期は第1局が18、19日に静岡市で行われ、一力棋聖が白番中押し勝ちで先勝している。
 前夜祭は、関係者や県内外の囲碁愛好者など約70人が参加。斉藤市長は「本因坊戦は囲碁界で最高峰。市民の皆さんが楽しみにしている。素晴らしい対局になることを祈念している」と歓迎のあいさつをした。
 主催者あいさつ、記念品、花束の贈呈に続き、対局者2人が決意表明。一力棋聖は「能代は初めてだが、旧料亭金勇で本因坊戦が開催されているのを以前から知っていた。対局で訪れたいと思っていたので、今回かなって光栄。素晴らしい舞台で対局できるのを誇りに思う。熱戦をお見せしたい」と話し、井山本因坊は「能代には本因坊戦で5回来させてもらっている。今、こうして本因坊でいられるのは能代の皆さんのおかげ。能代の街を散策すると、本因坊、囲碁への熱意を感じる。対局ではベストを尽くしたい」と語った。
 対局者が退出した後は、鰄渕番楽保存会が演目「恵比須(えびす)」を披露したほか、対局関係者やゲストの紹介などが行われた。
 対局開始は28日午前9時。同日はプラザ都で10時30分からトークイベントが開かれ、高尾紳路九段と能代市出身の脚本家・加藤正人さんが対局の見どころを話す。定員100人で参加無料。大盤解説会は28、29日午後1時からで、後藤俊午九段が解説。定員は各日100人、参加費500円。

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