大型遊具、27日から利用開始 空港のふれあい公園、内覧会で魅力体験【宇部】

宇部市が山口宇部空港のふれあい公園で整備を進めてきた県内初のインクルーシブ大型遊具が、27日にグランドオープンする。25日には内覧会が開かれ、障害者団体などの約140人が参加。障害の有無にかかわらず、楽しく遊べるよう工夫が凝らされた遊具の魅力を体感した。
遊具は「飛行機」「空港」「空」をテーマに、ローラースライダーなどのメイン遊具とインクルーシブ遊具の計58アイテムで構成。内覧会ではデザインや設計、施工などを手掛けたタカオ(本社広島県福山市)の担当者が、各アイテムの機能を説明した。
宇部総合支援学校の子どもたちも参加。友達と元気いっぱいに遊具を〝探検〟していた小学部5年の佐渡栄祐君は「ローラースライダーがお気に入り。また来たい」と笑顔を見せた。車椅子の子どもたちも椅子に座ったまま遊べる砂場や固定機能の付いたブランコを楽しんでいた。
市内や山陽小野田市の33家族でつくるダウン症の会「ひまわり会」の渡辺和美代表(53)は「舗装にクッション性があるのがいいと思った。会でも遠足などで訪れたい」と話した。
オープニングセレモニーは27日午前9時45分から開かれ、くす玉割りなどで完成を祝う。一般の利用開始は10時から。当日は公園駐車場(133台)に加え、空港グラウンド(400台)を臨時駐車場として開放する。
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