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長野日報社

武井武雄の原画大量に見つかる 長野県岡谷市のイルフ童画館に寄贈

新たに見つかり、イルフ童画館に寄贈された武井武雄作品の原画

 長野県岡谷市出身の童画家、武井武雄(1894~1983年)が描いた絵本「赤ノッポ青ノッポ」の原画などの資料が、出版社「小学館」(東京都)の保管庫から大量に見つかった。1955~60年代に出版された作品が中心で、漫画雑誌や絵本の原画など248点。武井作品を保管する同市中央町のイルフ童画館に寄贈された。童画館によると、これだけ多くの資料が一度に見つかるのは初めてという。

 見つかったのは武井が描いた11作品の原画をはじめ色版やネーム指定など出版に関する資料。4月に小学館から連絡を受けた。赤ノッポ青ノッポをはじめ「ほらふきだんしゃく」「いっきゅうさん」など小学館から出版された書籍の原画が200点以上あり、武井作品の特徴的なカラー原画も多数。これまでに童画館で保管している小学館出版の武井武雄に関する資料は、大半がインクだけで描かれた白黒のものだという。

 55年に発行された「赤ノッポ青ノッポ」の原画が131点。おとぎ話の「桃太郎」の子孫に当たる少年が主人公で、赤鬼と青鬼(赤ノッポ青ノッポ)と仲良くなるために日本に招待する-といった内容。新聞の四コマ漫画でも連載していた。これまでに小学館や講談社など出版社5社から発刊されている。

 童画館の山岸吉郎館長(69)は「武井武雄先生はきちょうめんで、原画を出版社から返してもらうことが多かった。これだけの作品が一つの出版社から出てきたことに驚いた」と声を弾ませる。貴重な資料が状態よく保管されていたことに感謝し、「武井の創作活動を知るための研究材料にもなる。まだどこかに武井作品があるのでは、という期待も出てくる」と話している。

 童画館では今後、寄贈された原画などの資料を整理、研究する。将来的には一般向けの展示を検討するという。

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