ゆめタウン内に子育て支援センター開設【宇部】

新たに授乳室やおむつ替え室
宇部市は25日、黒石北3丁目のゆめタウン宇部店内に「市子育て支援センターゆめタウンうべ」をオープンした。黒石ふれあいセンターで運営していた子育てサークル「ほのぼのスマイルキッズ」を移設したもので、大型商業施設内でのサークル開設は新天町のボスティビルドに続き2カ所目。広さは従来の2倍となり、機能面も拡充させて、小さな子どもを持つ親同士の交流や情報交換、育児相談の場を提供しながら市民の子育てをサポートする。
公設の子育てサークルは、現在市内に6カ所。黒石地区を含む市西部地域では子育て世帯が増加傾向にあり、これまでのふれあいセンター内施設では手狭になっていた。市は先月、同店を運営するイズミ(本社広島市)と地域活性化や市民サービスの向上を目的とした包括連携協定を締結。市民のニーズに合わせ、連携事業の第1弾として実施した。
同店の2階、トイレに隣接し非常階段にも程近い東側の一角に位置し、広さは89・2平方㍍。子どもたちが遊ぶスペースに加え、新たに授乳室やおむつ替え室なども完備した。
初日は同所でオープニングセレモニーが行われ、篠﨑圭二市長、イズミの梶原雄一朗専務執行役員テナント本部長らが出席。篠﨑市長は「厚南エリア市民の生活の一部となっているこの店で、子育て世帯にとってより気軽な行政サービスになることを期待している。子どもの笑い声、泣き声は世の中に明るさをもたらす社会の宝。より支援を充実させ、子どもたちの声があふれる宇部をつくっていきたい」とあいさつし、市民にセンターの活用を呼び掛けた。
石井七海さん(31)=厚南=は「よく買い物に来るので、こうした場所ができてありがたい。設備もきれいで安心。また利用したい」と喜び、息子の成海ちゃん(1)と一緒におもちゃ遊びを楽しんでいた。
センターには保育士2人が常駐している。対象は主に3歳未満の児童とその保護者。予約不要、無料で利用できる。開設時間は月―土曜の午前10時~午後3時。問い合わせは市こども政策課(電話34-8566)へ。
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