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クルーズ船を歓迎 市民ら50人 4年ぶり苫小牧港入港

ドイツの船会社が運航するクルーズ船「ハンセアティック・ネイチャー」(定員230人、1万5651トン)が25日、苫小牧港に初入港した。国際クルーズ船の寄港は4年ぶり3隻目。午前6時ごろに西港北埠頭(ふとう)岸壁に到着し、港湾関係者が横断幕を掲げるなど歓迎した。

苫小牧港に入港した「ハンセアティック・ネイチャー」を出迎える関係者=25日午前6時ごろ、苫小牧港・西港北埠頭

 同客船はマルタ船籍で、ドイツの船会社「ハパグロイド・クルーズ」が所有。ドイツ人を中心に乗客約190人を乗せ、今月12日に韓国・仁川を出発。唐津(佐賀)、金沢、秋田など日本海側の港を回り、函館港に寄港後、終着の苫小牧港に入った。

 25日午前6時ごろにキラキラ公園前に到着し、誘致活動を進めてきた苫小牧クルーズ振興協議会(会長・岩倉博文苫小牧市長)や市民ら約50人が旗を振るなどして出迎えた。苫小牧市元中野町の団体職員、古川義則さん(69)は「めったに来ないクルーズ船を写真に収めに来た。大きな船が港に入ると、苫小牧港のすごさを実感できる」と喜んだ。

 多くの乗客は下船後、新千歳空港から帰国する予定だが、日本の文化などを楽しもうとする声も。米国グアムから夫婦で訪れたマリオ・ヴァレンテさん(68)は「日本食はどれもすごくおいしい」と笑顔を見せ「日本の桜を楽しみにしていた。苫小牧でも見られるかな」と話していた。

 同客船は新たな客を乗せ、当初予定よりも1時間前倒しの同日午後10時に仁川に向け出港する予定。苫小牧港管理組合港湾政策室の山崎直人室長は「念願のクルーズ船の再開。今後も、地域の活性化につながる誘致に取り組みたい。停泊中に市民にも船を見てもらい、機運が高まれば」と期待した。

 新型コロナウイルス禍の影響で中止していた外国クルーズ船の寄港は、2019年5月以来。国内船を含めると3年8カ月ぶり。

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