待望のミヤベイワナ 鹿追・然別湖 遊漁開始

然別湖で解禁となった釣りを楽しむ参加者
普段は釣りが禁止されている然別湖で特別解禁する「グレートフィッシング」(NPO法人北海道トラウトフィッシング協会主催)のファーストステージが25日午前6時、始まった。待ちわびた釣り人が一斉にボートで湖上に繰り出した。
特別解禁は、釣獲資源調査を目的に2005年から実施。釣り人は釣った魚種や大きさ、場所などを報告している。道具や釣る場所、釣った魚は湖に戻すなど細かに規則が設けられている。
釣り人の多くは同湖と流入河川の固有種ミヤベイワナ(オショロコマの亜種)を狙う。帯広市の宮村睦夫さん(70)は「毎年参加している。ミヤベイワナは湖の生息している場所によって魚体の色が違い美しいのが魅力」と話していた。
14日に朱鞠内湖(上川管内幌加内町)の湖岸で釣りの男性がクマに襲われ死亡した事故を受け、湖岸で釣るときは食べ物の管理に注意し、クマと遭遇するリスクを低減するよう呼び掛けられた。
ファーストステージは6月26日まで、セカンドステージは9月16日~10月2日。1日当たりの定員は50人。グレートフィッシングの参加は、ホームページから申し込める。問い合わせは同法人事務局(080・5599・9591)へ。
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