全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

荘内日報社

全国新酒鑑評会・山形県9年ぶり3度目の日本一 金賞受賞20銘柄 庄内が9銘柄

 独立行政法人酒類総合研究所(広島県東広島市)は24日、新酒の出来栄えを競う「2022酒造年度全国新酒鑑評会」の結果を発表した。特に優秀な酒に与えられる金賞に県内から20銘柄が選ばれ、都道府県別の金賞受賞数で9年ぶり3度目の日本一になった。金賞20銘柄のうち庄内地域は9銘柄に上り、ほぼ半数を占めた。庄内の各酒蔵の酒造技術の高さと品質の確かさを全国に示した結果ともなり、庄内の関係者は「長年にわたる技術研さんの積み重ねがある。さらに良い酒造りに努めていく」と話した。

酒造技術の高さ確かな品質示す

 新酒鑑評会は全国規模で行われる唯一の品評会で、清酒の品質と技術の向上などを目的に同研究所と日本酒造組合中央会が主催している。111回目の今回は全国から818銘柄が出品された。予審と決審を経て入賞酒394銘柄を選んだ上で、このうち218銘柄が金賞に輝いた。

 都道府県別金賞受賞数は、2位の兵庫県が19銘柄、3位の長野県が16銘柄。昨年まで9年連続1位だった福島県は14銘柄で5位だった。

 鶴岡酒造協議会の渡會俊仁会長(渡會本店社長)は、県が独自開発した酒米「雪女神」を使った銘柄が庄内でも増え、酒米の力を生かす醸造方法に習熟してきたことが金賞数の伸びにつながったとし、「オール山形で各酒蔵が技術をオープンにして現場担当者レベルで研さんを積む山形県研醸会の存在が大きい」と話す。

 県酒造組合の小関敏彦特別顧問は「40年ほど前に始まった県の研醸会は、先行していた酒田の研醸会を参考に県全体に広めたもの。今も庄内の酒蔵は全体で集まって検討会を継続し、秋田、新潟の酒蔵も参加しており、技術向上への取り組みが進んでいる」と評価している。

 庄内地域の金賞、入賞銘柄と酒蔵は次の通り。

 ◇金賞▽白露垂珠(竹の露・鶴岡市)▽大山(加藤嘉八郎酒造・同)▽栄光冨士(冨士酒造・同)▽上喜元(酒田酒造・酒田市)▽初孫(東北銘醸・同)▽松嶺の富士(松山酒造・同)▽倭櫻(佐藤佐治右衛門・庄内町)▽杉勇(杉勇蕨岡酒造場・遊佐町)▽三十六人衆 飛天(菊勇・酒田市)

 ◇入賞▽くどき上手(亀の井酒造・鶴岡市)▽鯉川(鯉川酒造・庄内町)

関連記事

紀伊民報社

日本一オオカミの本がそろう場所に 古本屋カフェに「オオカミみゅーじあむ」..

 和歌山県田辺市本宮町本宮にある古本屋カフェ「kumano森のふくろう文庫」(安原克彦さん経営)内に30日、日本で絶滅したオオカミの復活を目指している「日本オオカミ協会」(静岡県)がパネルや書籍...

樽前アートフォトコンテスト受賞 金賞に小田嶋さんの作品「待合室」

苫小牧市樽前地区の魅力を写真で伝える「樽前アートフォトコンテスト2023」(実行委員会主催)は、市内外から作品171点が寄せられ、最高位の金賞に市内錦岡の小田嶋清幸さん(72)が撮影した「待合室」...

荘内日報社

「北楯大堰」紙芝居 英語動画で配信 ユーチューブやSNS 分かりやすく簡略化

 世界かんがい施設遺産に登録されている庄内町の「北楯大堰」を開削した北館大学助利長公(1548―1625年)の紙芝居を英語で紹介する動画が県ホームページの動画チャンネルや動画投稿サイト「YouTube」、フ...

宇部日報社

宝石のような輝き、ときわミュージアムでヒスイカズラ見頃【宇部】

 宇部市のときわミュージアム「世界を旅する植物館」で、ヒスイカズラが見頃を迎えている。コバルトブルー色の花が咲き誇り、宝石のような輝きを放っている。  フィリピンのルソン島など限られた場所に...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク