ナショナル・トラスト天神崎にライブカメラ
田辺市防災行政無線の柱上部にあるスピーカーの下に設置しているライブカメラ(和歌山県田辺市天神崎で)
和歌山県田辺市の公益財団法人「天神崎の自然を大切にする会」は、天神崎の美しい景観を見てもらったり、防災に役立ててもらったりしようと天神崎の丸山近くにライブカメラを設置した。
天神崎は暖流の影響を受けて気候が温暖で、森、磯、海が一体となって生態系をつくり、サンゴや多くの生物が生息するなど貴重な場所。同会は別荘の開発計画があることをきっかけに1974年に発足。寄付を募って土地を買い取る「ナショナル・トラスト」運動の国内における先駆けの地として活動を続けている。
保全地は財団や田辺市、日本自然保護協会の所有地を合わせて約8・9ヘクタールで、目標面積の半分となっている。磯遊びや釣り、自然観察などで多くの人に親しまれ、近年は磯の潮だまりが水鏡となり、ボリビアの「ウユニ塩湖」のような絶景写真が撮れると注目されている。
今回は、そうした天神崎の自然景観をより多くの人に発信し、環境保全への関心を高めたり、防災などにも役立ててもらおうと、ライブカメラを設置することにした。
丸山近くの広場付近にカメラを設置。設置費用は約100万円。動画投稿サイト「ユーチューブ」の同会のチャンネルでライブ映像を見ることができるようにした。会のホームページからユーチューブのチャンネルを見ることができる。
ライブカメラの映像
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