全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

紀伊民報社

若い会長が就任 熊野古道の語り部団体

「語り部の会熊野古道中辺路」の会長職を80歳の安江樹郎さん(左)から引き継いだ41歳の山田良憲さん=和歌山県田辺市中辺路町で

 和歌山県田辺市を拠点に活動している世界遺産・熊野古道の語り部団体「語り部の会熊野古道中辺路」の新しい会長に、今春から山田良憲さん(41)=田辺市本宮町大居=が就任した。同会は熊野古道の語り部の先駆け的な団体。語り部は高齢化やそれに伴う人数の減少傾向が課題になっており、前会長で顧問となった安江樹郎さん(80)=同市新庄町=は「若い人をどんどん巻き込んで活性化させてほしい」と期待している。

 語り部の会熊野古道中辺路は、1978年に熊野古道研究会として始まり、南紀熊野体験博(99年)をきっかけに語り部としての活動を始めた団体「漂探(ひょうたん)古道」が前身だ。
 2005年にはNPOとなり、多い時には年間3万人余りの観光客を案内。17年に組織を改変し、現在の名称になって活動を続けてきた。今は20~80代の16人が語り部として登録している。

■関東出身の山田さん 古道踏破きっかけに

 山田さんは東京都出身で、埼玉県育ち。大学時代からは京都府で過ごし、哲学を学ぶ中で四国遍路やサンティアゴ巡礼道(フランス―スペイン)を踏破した。
 社会人になって私立高校で教壇に立っていた19年、後に妻となる田辺市出身のこのみさん(38)が京都市から田辺市本宮町の熊野本宮大社までの熊野古道約360キロを3週間かけてたどる「平成最後の熊野詣で」という旅を計画していることを知り、仕事を辞めて同行。その後、二人で熊野古道小辺路やサンティアゴ巡礼道、大辺路などを踏破し、翌年4月に結婚した。
 山田さんは20年1月から、語り部の会熊野古道中辺路に所属。語り部として活動をするほか、IT化への対応やコロナ禍の影響などで経営改善が求められていた事務局を22年4月から引き受けて改革に取り組んでおり、4月18日に開かれた総会で新しい会長に選ばれた。
 安江さんは「次世代を担うリーダーが来てくれてラッキーだった。外国からも注目される熊野古道を楽しんでいただくには、語り部の存在は絶対に必要。語り部団体が若返りながらこれからも続いていく一つのモデルケースになってほしい」と話す。
 山田会長は「来年迎える世界遺産登録20周年を前に、熊野古道研究会から始まった熊野古道が好きな人たちが集まる団体という原点に改めて立ち返りたい。語り部さんそれぞれが働きやすい環境をつくり、バックアップしていきたい」と意気込んでいる。

関連記事

紀伊民報社

幸福の黄色いカエル 和歌山県立自然博物館で展示

 和歌山県田辺市の大塔地域で、黄色いカエルが見つかった。通常は緑色をしたシュレーゲルアオガエル(アオガエル科)の色彩変異個体。展示を始めた県立自然博物館(海南市船尾)によると、目立つために捕食者...

ご当地グルメに舌鼓 「大北海道うまいもの市」盛況 苫小牧

苫小牧市表町のグランドホテルニュー王子1階旧レストランハルニレで22日、物産展「大北海道うまいもの市」が始まった。稚内や旭川、釧路、函館など全道各地の特産品やご当地グルメなど約150品目が並び、買...

黒ニンニク ペーストに 熟成で甘く、臭いも軽減 JA十勝清水町

 JA十勝清水町(氷見隆雄組合長)は、清水産ニンニクを原料にした新商品「十勝熟成黒にんにくペースト」(1300円、瓶詰め100グラム)を開発した。サツドラ十勝清水店内の同JAアンテナショップではす...

荘内日報社

郷土食を気軽に“見える化” 「笹巻」まちなか店舗提供テスト事業 鶴岡商議所

 鶴岡商工会議所は、郷土食の提供店の〝見える化〟や、市街地で郷土食が気軽に食べられる仕組みづくりの構築に向けたテスト事業として、市内の飲食店で笹巻の提供を期間限定で行っている。実施店の反応や消費者...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク