
藤里駒ケ岳でブナなどの林を歩く登山愛好者たち
藤里町の藤里駒ケ岳(標高1158㍍)、三種町と能代市二ツ井町にまたがる房住山(409㍍)が21日、山開きした。それぞれ安全を祈願し、早速愛好者が登山、夏山シーズン到来を告げた。
このうち、藤里駒ケ岳は降雨で天気に恵まれなかったが、参加者は秋田白神ガイド協会の所属ガイドの案内で山を歩き、今年で世界自然遺産の登録から30周年を迎える白神山地に関心を深めた。
県内各地から登山愛好者21人が参加し、同協会の所属ガイドや町職員らと共に黒石沢登山口で神事を執り行い、登山シーズン中の無事故を祈った。
神事の後、一行は山頂を目指して出発。霧に包まれて幻想的な雰囲気が広がった田苗代湿原では、ミズバショウやショウジョウバカマの花、ニッコウキスゲのつぼみ、繁殖期を迎えたアズマヒキガエルなどを観察した。
ブナ林では、ガイドがブナの高い保水力などについて解説。参加者は豊かな水を育む白神の森に理解を深めた。
秋田市の牛丸公大さん(63)は「白神山地には年数回訪れている。ブナをはじめとした素晴らしい自然環境であり、ガイドさんが丁寧に山の魅力を語ってくれることで、白神山地についてより深く学ぶことができる」と話していた。
黒石沢登山口や岳岱自然観察教育林に至る県道西目屋二ツ井線、町道黒石線は19日に冬季閉鎖が解除されたが、青森県方面へは通行止めとなっている。
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