モズクのシーズン到来 黄金色、初夏の味覚 奄美大島

モズクを収穫する男性たち=21日、鹿児島県奄美市笠利町
鹿児島県奄美大島で養殖モズクの収穫が本格化している。水揚げしたばかりの黄金色の生モズクは、滑らかな舌触りとコリコリした食感が特徴。初夏を告げる海の幸として人気を集めている。
奄美市笠利町の笠利湾でモズクを養殖する笠利水産(外薗哲郎代表)は2月に種付けし、今月16日から収穫作業を始めた。21日は崎原沖で男性たちが、びっしりとモズクが付いた養殖網を引き上げ、同町喜瀬の海岸では女性たちが海水で洗う作業に追われていた。
海岸の販売所には新鮮なモズクを買い求める人が次々と訪れた。同町赤木名の東條桂子さん(73)は「毎年買いに来ます。酢の物やみそ汁、天ぷらもいいですね」と笑顔。横浜から帰省している長女の本田あゆみさん(41)は「この時期は生のモズクを送ってもらったりして、楽しみにしています」と話した。
笠利湾でモズクを養殖して26年になる外薗代表(64)は「今年の味は最高。取れたては新鮮でおいしいよ。台風が心配だけど、天気には勝てないね」と語った。5月末ごろに収穫のピークを迎える。
関連記事
ミカン収穫をお手伝い 学生が住民と交流、「地域のファン」に
温州ミカンの収穫が続く中、和歌山県田辺市上秋津のミカン農家の畑で、県の内外から来る学生らが収穫作業を手伝っている。住民と行動を共にし、地域のファンになる学生もいる。 上秋津地域では毎年、農林...
空港からメリークリスマス JALベルスターが演奏 新千歳
日本航空(JAL)の客室乗務員によるミュージックベルチーム「JALベルスター2023」が11月30日、新千歳空港国内線ターミナルビルのセンタープラザでクリスマスコンサートを開いた。新千歳では9年ぶ...
市街地に師走告げる音 出羽三山神社 「松の勧進」
師走の訪れを告げる出羽三山神社(阿部良一宮司)の「松の勧進」が1日、鶴岡市の旧市内で始まった。大みそかから元日にかけて羽黒山頂で行われる勇壮な火祭り「松例祭」=国指定重要無形民俗文化財=の浄財を集...
闇に輝く人工雪 オープンへ着々 上士幌・ぬかびらスキー場
本格的な冬が到来し、上士幌町のぬかびら源泉郷スキー場では、人工降雪機を使った人工雪作りが行われている。散布された人工雪がゲレンデを白く染め、24日に予定するオープンに向けて急ピッチで整備が進ん...